旅行会社と機械設計のアナロジー(類似性)
仕事の合間、天気と相談し ときどき小旅行をしています。さて、
別府港近くの商店街を散歩しているときの事です。
「山は富士 海は瀬戸内 湯は別府」というチャッチフレーズで
明治初期の別府を一大温泉地に押し上げた人物の紹介がしてあるモニュメントが目に入りました。
その紹介記事を読んでみて、「事業としての旅行企画」というモノと 機械設計の設計手法とはよく似ていると感じたのでここに記します。
旅行企画とは
・ターゲットユーザーと旅行の目的を決め
・それに応じた旅行企画を立案し
・実行
・フォロー
かたや
機械設計(ものづくりの一部) では
・目的、目標を定め(要求仕様の決定)
・それを達成するための構想設計(制御を含む機械仕様への変換)
・実務(図面作成)
・(加工、組立、試験)
・(実施)
・フォロー
対象は違いますがよく似た手順です。
旅行で思い浮かぶキーワード、事柄を見てみますと
・団体相手から少人数のお客相手へ部屋数削減(有馬温泉)
・星野リゾート
・素泊まり温泉旅館
・愉快リゾート
・るるぶ、じゃらん
旅行会社、宿泊施設の「今後への取り組み方向」として、ターゲットを絞り込み、顧客満足度のアップを志向しているように感じられます。
ここで、機械設計、ものづくりの観点から思い浮かぶキーワード、事柄を見てみますと
・ガラパゴス化
・携帯とスマートフォン
・産業の空洞化
・水素社会
・3Dプリンタ
・特許戦略(基本特許が切れるとボリュームゾーンの中級品はコモディティ化する)
・コストダウン
・多品種大量生産
・機械設計 さらに
・マテハン
・ロボット
これらの中から
・多品種大量生産対応リーズナブルマテハン装置
・3Dプリンタを利用した設計試作連携業務
・おもちゃロボットの活用設計
等が浮かんできます。
他業種の進行方向を参考に今後の機械設計の方向を考えてみるのも好いかもしれません。