IRONCADとパソコン能力
久しぶりに ブログを更新します。
この1月、4年ぶりにパソコンを入れ替えました。
その節は「クリエイティブマシン様」,「AUTODESK様」,「MICROSOFT様」,「引越ソフト様」,「コンピュータメーカ様」等 適切なアドバイスを賜りありがとうございました。
おかげさまで 1ヶ月で順調に動き出し納期遅れも出さずに済みました。ここに感謝いたします。
さて、合わせてGPUのランクを上げ大容量ワークへの効果を見てみました。
結果、これまでの仕事で最も容量の大きなワーク(730MB)の場合
グルグルと振り回すと、カクカクとしか動かなかったのが スムースにグルグルと付いてきます。快適です。IRONCADの限界 と感じていたものが消えた感じです。
導入から5ヶ月経ち 故障も無く順調に仕事をこなしてくれています。
欲を言えば2017版で劇的に短くなったとはいえ 先ほどの大容量の場合 保存に2,3分かかり、まだ長い。立ち上げ時間の短縮とともにさらなる改善をお願いしたいと考えます。
※1 雑感
これまで7年間IRONCADを使ってきて感じたところを述べたいと思います。
IRONCADを3DCAD導入の選択肢に入れている方の参考になれば幸いです。
まずは良いところから
1)機械系3DCADとして 直方体、円柱等プリミティブな3Dモデルから部品設計を開始できる。
このことは設計速度の向上に極めて有効。
IRONCADでも複雑形状のものは平面図から押出して作ることがあります。
このときの作成時間と比較すると3Dモデルから開始することの有効性は実感できます。
2)部品モデルと組立モデルの混在が可能であり、その状況が ツリー構造 で表示される。
このことは、構想設計から設計を開始することに向いています。部品モデルを途中まで作り、
関係する他の部品モデルや部分組立モデルを作り込む。等
試行錯誤が3Dモデル上で容易に可能。
3)設計履歴が ツリー構造 に反映され、新規に作成あるいは改造した部分は
そのモデルの最下段に表示される。
また、1つの部品モデルの中で ブロック追加、面取り等 作業の順番を入れ替えることにより
形状変更が可能。
4)AUTOCADとの相性が良い。
当方 AUTOCADLTを使用しています。
AUTOCADの作法通りの2D図面を 斜視図付きでアウトプットしてくれることは後工程の効率
アップにつながっています。
5)3DCAD共通のメリット と考える点。
・使用部品は3DCAD自身で覚えていてくれる。リスト作成に有効。
・部品の入れ替えが容易。作成した順番では無く ツリーにおいて
実際の組立順にモデルを並べ直せば 落ちが無いか確認が容易。
・中間ファイルParasolidを使用すれば ツリー構造がそのまま保存
されるため、ユーザ様使用のCADがIRONCADでなくても構造把握に便利。
悪いと感じているところは、
6)時々 通常の動作と異なる 動作をする。
これはバグであると考えています。このときは深追いせずに「保存」&「再起動」。
7)紙媒体の参考書が無い。
対策としては インターネット上で探すか。詳しい方に聞く。
※2 ブログ「構想設計からの3DCAD化」もご覧ください。参考になれば幸いです。
※3 ここの述べたことは私見です。確認はご自身でお願いいたします。